自分で飛行許可承認申請をしてみよう! その10

今回でついに完成します。別添資料6の編集です。

ここでは飛行させる者の氏名、総飛行時間、夜間飛行時間、目視外飛行時間、物件投下経験について書いていきます。

操縦者全員の分が必要になるため、代行申請の場合は注意が必要です。


農薬散布ドローンの利用において、最低限クリアしなければならないのが「総飛行時間」「物件投下経験」です。

総飛行時間は10時間、物件投下経験は5回、これが申請者に求められる必要な資格とされています。(2017年現在)

初心者の場合、総飛行時間は10時間、夜間飛行時間は0時間、目視外飛行時間は0時間、物件投下経験は5回、と記載するだけで基準を満たすため、これで許可承認が下りることになります。


現在の法律上、許可承認申請の前に屋外で物件投下の訓練を行うことはできないため、初心者の方は専用施設または屋内において投下訓練を行う必要があります。


この「別添資料6」に記述された様々な経験については、審査の過程においていちいち個別に精査され調べ上げられることはありません。数字の上で基準さえクリアしていれば申請は通ってしまいますから、よくわからなければ自分の記憶の範囲で記述しても問題になることはないでしょう。


次に「別添資料7」飛行マニュアルですが、Butterfly5は航空局標準マニュアル②を使用しているため、記載は不要です。そのままページを削除してしまっても差し支えありません。


以上。これで「無人航空機の飛行に関する許可・承認申請書」はほぼ完全に完成となります。

あとは不要なページを削除し、見た目を整えます。特に1ページ目の申請書案の提出先が記載されたページは不要なので削除し、「様式1」が1ページ目に来るように調整しましょう。


行政に提出する書類は見た目が重要です。

  • テンプレートの赤文字が残っていないか
  • 日本語にミスはないか
  • 日付、氏名、住所、電話番号、メールアドレスなど細かい部分での間違いはないか
  • デザインのズレなどおかしなところはないか

最初の「様式1」から徹底的に精査します。

「間違いなく綺麗な書類ができている」と自信をもって言える状態になって、初めて東京航空局、または大阪航空局の無人航空機審査担当にPDFをメール添付して送ることになります。


ここで注意しないといけないのは、通常通りにファイル>保存するのではなく、ファイル>印刷を選ばなければならないということです。

PDFファイルの場合、普通に保存するとレイアウトが崩れてしまうことが多々あるため、印刷という形をとりPDFファイルをパソコン内に出力しなければなりません。


印刷を開始する場合、普通のプリンタを選んでしまうと紙に出力してしまいますので、印刷時に表示される画面のプリンタ名のところからPDF出力用プリンタを選ぶ必要があります。

WindowsであればPDF出力用プリンタとしてMicrosoft Print to PDFなどが搭載されていますが、PDF-XChange EditorであればPDF XChange Lite V6など専用のものがあります。

使用するPDF編集ソフトによってこの作業で選ぶ出力方式は異なるため、PDF出力についてわからないことがあれば使用ソフトの説明書をご覧ください。


こうして出力し出来上がったPDFファイルを、今度はAdobe Acrobat Readerやブラウザなど別のPDF閲覧ソフトを利用してレイアウトの乱れがないかチェックします。

国土交通省の担当者が見てレイアウトが崩れていては申請に支障をきたすため、このチェックは欠かせません。


こうして内容、レイアウト共に問題なしとなった段階で、無人航空機審査担当のメールアドレスに添付して送ります。


後日、問題があれば担当の方から折り返し返信があり、誤っている部分を指摘してもらえます。あとはその指摘部分を修正して再提出するだけです。

間違いの指摘がなければ、数週間後には審査が下りた旨の連絡と原本送付依頼が届きます。

返信用封筒同封のうえで捺印済みの原本を送付すれば「無人航空機の飛行に係る承認書」が返送されてきます。


これで無事許可が下りたということで、合法的にドローンの農薬散布を開始することができます。


おつかれさまでした。


以上、どうだったでしょうか。

おそらく初めての方は戸惑うことばかりかもしれません。

しかし一度「無人航空機の飛行に関する許可・承認申請書」をきちんと作り上げてしまえば、次からの申請はとても楽になります。

変更届にせよ、更新届にせよ、自分で自信をもって書類作成に挑めるようになるのです。

行政書士に依頼してすべてを任せるという手もありますが、お金の節約になるだけでなく自分の成長も実感できるため、なるべく自分の力で飛行許可申請を行うことをおすすめします。


その他、書類作成についてわからないことがあれば、ブログのコメント欄やお問い合わせフォームなどから質問を受け付けております。お気軽にお問い合わせください。

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