Butterfly 5

製品紹介

コンセプトは「必要十分」

 現在、様々な大型農薬散布ドローンが登場しています。しかしそのどれもが広範囲を一気に散布してしまおうというもので、性能的に無理をしているため現実に即しているとは言えません。

 ドローンの飛行可能時間はせいぜい10分から15分程度。ヘリコプターのように30~60分飛行できるということはありません。無理にヘリコプターの真似をして大容量・長時間の飛行を目指してしまうと、今度は大容量バッテリーを複数搭載しなければならなくなり、その充電においてもかなりの手間がかかります。

 Butterfly 5 が目指したのは、大型化ではなく「必要十分」です。

 通常、無人航空機用の登録農薬は一反あたり0.8~3.2ℓを使用します。空中散布する場合、葉の裏側まで満遍なく塗布するため、それなりに時間をかけて散布することになります。特にこれからドローンを初めて利用するという初心者にとって、10分程度の飛行時間では広範囲の散布などとてもおぼつきません。5Lというタンク容量はまさに理想的なのです。

利便性と性能の両立

 ドローンの設計にあたって、Butterfly 5 は利便性を追求しつつ性能をより高めることを追及しました。

❑ ワンタッチで取り外し可能なクイックリリース式固定プロペラ

 ドローンのプロペラは大きく分けて二種類あります。

 固定式プロペラと折り畳み式プロペラです 。

 固定式プロペラはどのドローンでも標準装備ですが、ネジで固定されているため簡単な取り外しができず持ち運びの邪魔になります。またあちこち移動させるうちにいつの間にかプロペラをぶつけて破損させてしまうなど、少なからぬ問題を抱えています。

 折り畳み式のプロペラは折り畳めるというところが利点で、持ち運びの際邪魔になりにくいという利点があります。

 一方でプロペラ自体に薄く弱く振動しやすいという欠点があるため、何かあったときに破損しやすいだけでなくドローンの飛行時間を大きく低減させてしまうことにもつながります。

 これらの問題点を解消したのが、クイックリリース式固定プロペラです。

 Butterfly 5 の場合、モーターとプロペラの間にクイックリリースアダプタを取り付けることで、必要に応じて固定プロペラをワンタッチで取り外すことができるようになっています。

 これにより欠点を克服しただけでなく、利便性も高めることができました。

❑ 折り畳み式抗干渉GPSアンテナ

  GPSにより位置を捕捉し、操縦者が手放しでも空中で微動だにしない安定性こそがドローンの特徴です。

 しかしドローンのモーターから出る電磁波がGPSアンテナに干渉すると、GPS信号をロストしてしまう危険性も同時に存在しています。

 Butterfly 5 が採用した折り畳み式抗干渉GPSアンテナは、アルミカバーでモーターからの電波干渉を防ぎつつ、折り畳むことで移動・収納の際にアンテナが折れないよう工夫がなされています。

 GPSを見失わないための機能性に加え、移動・収納における問題点を克服した機体、それがButterfly 5 です。

❑ 独自設計の排圧弁

 機体下部にはワンタッチで液剤を排出できる排圧弁を搭載。ポンプ内に空気が入り空回りした場合でもスムーズに排圧できます。

 排圧弁を開くことでタンク内の液剤を任意に取り出すことができるため、余った農薬なども無駄なく再利用することが可能です。

❑ 高輝度LEDで機体姿勢の確認が容易に

 機体前方は青、機体後方は赤の高輝度LEDが搭載されています。早朝から日暮れ、曇りの日や晴天の日でも問題なく機体の向きを視認できるため、操縦をより容易にしてくれます。

 また、LEDを搭載していることで夜間飛行の許可も取得できるため、どうしても夜間に運用せざるを得ないという方でも安心して利用できます。

❑ ワンタッチで取り外し可能なバッテリーマウント

 従来のドローンではバッテリーを直接機体に取り付ける必要があるため、バッテリー交換に手間がかかり時間をとられるという問題点がありました。

 Butterfly 5 は取り外し可能なバッテリーマウントを採用。バッテリー交換の際にはマウントそのものを外すことができます。この機能により、従来の製品に比べてスムーズに交換作業を行えるようになりました。

 また、一回のフライトで使用するバッテリーを一本に絞ることで、一度に二本以上のバッテリーを搭載する他の機体に比べてバッテリー交換や充電の手間が省かれ、使い勝手も向上しています。

❑ タンク容量をわかりやすく可視化

 一目で容量がわかるよう、Butterfly 5 ではシールによる容量表示を行っています。

 液剤の境界線をシールの位置に合わせることで、特別な計量を行うことなく、必要な量の液剤を補充可能になりました。

❑ 毎分1L散布可能なボタ落ち防止ノズル

 液剤のボタ落ちを防止するノズルを搭載。ポンプを動かしているときのみ液剤を噴出し、ポンプを止めた場合には速やかに停止します。液剤がポタポタと滴り落ちることを防ぎ、必要なときに、必要なだけの散布が可能です。

 左右に取り付けられたノズルで毎分0.5-1Lの散布に対応。マニュアル操作で自由に散布量を調整できます。

❑ 大型防滴モーターと冷却機能付き大容量ESCで劣化防止を実現

 放熱しやすい大型モーターを利用することで、過熱による劣化を防ぎます。また防滴性能により、農薬などの液剤がかかった場合や突然の小雨でも、モーターが直接ダメージを受けることはありません。

 モーター下部には大容量のESC(スピードコントローラー)を内蔵。冷却用のヒートシンク付きで、放熱に優れた設計になっています。

 ※Butterfly5は完全防水ではありません。雨が降り始めた場合には速やかなフライト中止、機体保護をお願いいたします。

❑ 堅固な固定式フレームを採用

 Tarot 960などの従来の折り畳み式フレームは、プロペラが回転することでアームが振動したり部品が劣化し緩むなど飛行が不安定になる問題が多発する状況にありました。

 Butterfly 5 では堅固な固定式フレームを採用。プロペラを取り外し可能にしたことで、アームの振動がなくなり飛行性能がアップしただけでなく、折り畳み機能なしで軽トラやワンボックスなどにそのまま積めるようコンパクトになりました。

 機体としての耐久性も高く、モーターやESCなど経年劣化しやすいパーツを定期的に交換するだけで末永くご利用いただけます。

❑ 使用ネジはすべて「ステンレス」

 一部の安価なドローンで使用されているスチールネジは錆びつきやすく、特に農薬が付着しやすい散布ドローンにとっては大敵です。

 ButterflyUAVで製作されるドローンはすべてステンレスネジまたは防錆加工ネジを採用。

 スチールネジを使用する他社製ドローンは一ヶ月もすれば錆びだらけになりますが、ButterflyUAVでは長期間にわたる高い耐久性とメンテナンス性を提供します。

❑ プロでも安心の「リベット不使用」

 大手メーカー製ドローンはリベットによりフレーム等の各種パーツを完全固定している例が多々あります。たしかにリベットは固定において堅固ですが、一方で万一の事故や故障などが発生した場合、あるいは長期使用によるリベットの劣化の際に不便をきたします。

 ButterflyUAVでは初心者から扱いに慣れた上級者まで満足していただけることを重視し、メンテナンス性を追及しております。

 Butterfly5はリベット不使用のため、万一ドローンが故障した場合でも知識のある方であればパーツを個別に注文し自分で修理することが可能です。

❑ スパーク防止機能付きバッテリーコネクタ

 従来のドローンでは、バッテリーを接続すると火花が発生しコネクタ部分が焦げ付き、最終的に接触不良を起こすことなどがありました。

 Butterfly 5 が使用しているバッテリーはスパーク防止機能付きのコネクタを利用しているため、火花の発生を防ぎコネクタの焦げ付きを防止します。

❑ XT60バッテリーと互換

 別途オプションとしてXT90-XT60分岐変換コネクタをご用意。

 XT60コネクタ仕様のバッテリー2本を並列で接続可能です。

❑ 便利な各種機能表示付き送信機

 Butterfly 5 の送信機(双葉製 T10J または 14SG)は、初心者向けに各種機能がわかりやすく表示されています。

 更にタイマー機能、バッテリー低電圧警報機能を標準搭載。

 タイマー機能を使えば飛行時間や散布時間を計測できます。

 バッテリー低電圧警報は、音と振動で操縦者にバッテリー容量が少なくなっていることを知らせてくれる機能です。この機能により、初心者でもバッテリー切れによる墜落を未然に防ぐことができます。

 ワンタッチで操縦モード設定ができるため、ラジコン経験者から初心者まで、自分の好みの方法で操縦できます。

 首かけストラップも付属。誤って送信機を地面に落とす心配もありません。

 ※写真はT10J

❑ FUTABA T14SGにアップグレードで機能拡張

 送信機を双葉製T14SGにアップグレードすることで様々な機能が拡張されます。

・マニュアルモード追加。GPS受信のない場所でも飛行可能に。

・スイッチ一つで自律飛行モードの速度を加速・減速(T10JバージョンではDJI Assistant 2でのみ変更可能)

・散布自動モードで飛行中、スイッチ一つで左右にシフト。自律飛行で指定している距離(初期設定3m)の分だけ横移動します。複雑な形状の圃場でも均一な散布が容易になります。

 マニュアルモードで飛行させたい方、自律飛行モードで速度を変えて散布したい方、散布自動モードをより効率的に利用されたい方に更なる利便性を提供します。

❑ 航空灯で視認性大幅アップ

 オプションの航空灯を利用すれば視認性・操縦性を大幅に向上できます。100メートルを超える広い圃場でも機体の左右が簡単にわかるため、見間違いを避け安全な飛行が可能です。

 初心者の方でも近距離での視認性アップで精密散布が可能となるため、散布上の利便性が大幅に向上します。

 16種類のフラッシュパターンを自由に切り替えできます。変わり映えしないいつものフライトを少し楽しくしてみましょう。

❑ 炎天下での耐久性もバツグン

 30℃を超える炎天下で長時間のフライトテストを実施。

 十分な飛行耐久性があることを確認しています。

 ※40℃以上の場合、バッテリーの通常使用可能気温を超えるため飛行は推奨されません。

❑ 国土交通省無人航空機飛行許可申請実証済み機体

 国土交通省・地方航空局の飛行許可取得に成功した実績ある機体となっています。

 購入時には写真やスペック等すべて記載済みのほぼ完成に近いテンプレートをご提供。さらにどこに何を記載すればいいかの記載例も添付。行政書士に依頼すれば10~20万円かかる申請費用を0円に節約できます。初めて飛行される方などでも住所氏名等の必要事項を書き込み捺印するだけで許可取得が可能となり、スムーズな許可取得へとつながるようになりました。

 飛行許可の取得は事前申請を行うことが重要です。国土交通省の担当部署にメールにて編集済みのPDFファイルを送り、何度かのやり取りを経て事前に許可を得ると、確実な飛行許可取得が目指せます。

 詳しくはButterflyUAV公式ブログ「自分で飛行許可承認申請をしてみよう!」をご覧ください。

❑ DJI N3-AG フライトコントローラーを採用し安定感は抜群

 DJIの最新型フライトコントローラー、Nazaシリーズの農業用最新版、N3-AGを採用。

 古いタイプのドローンに比べ、より動作が安定し、更に機能性もアップしています。

 万一モーターが停止したりプロペラが外れた場合でも機体は水平を保ったまま旋回しつつゆっくり降下するため、地上に降りたタイミングでモーターを停止すれば機体破損を防ぐことが可能です。

❑ 付属のフライトシミュレーターで練習可能

 Butterfly 5 の機体本体とパソコンをUSBコードで接続することで、フライトシミュレーターを利用することができます。

 初心者の方にとって不安なのが最初の機体操作ですが、フライトシミュレーターを使用すれば直接機体を飛ばすことなく、ゲーム感覚で安心して何十回でも練習が可能です。

 農薬散布の際に機体がどう動くか、ポンプがどう機能するかまですべてシミュレーターで把握可能なため、農薬散布の前に飛行から散布まですべてを疑似体験することができます。

 初心者でも安心して飛ばすことができる。

 それがButterfly 5 の大きな魅力です。

 ※フライトシミュレーターの利用、及び各種設定変更にはDJI公式サイトより「DJI Assistant 2」の最新版をダウンロードする必要があります。

❑ 初心者から上級者まで、自分好みに機体をアレンジ

 Butterfly 5 は出荷時の状態で初心者向けの設定にされています。

 初心者にとって扱いやすく危険性の少ない機体にするため、極端な挙動をしないようになっているのです。

 しかし上級者にとってこれは扱いやすいとは言えません。

 そのためこの機体ではDJI N3-AGフライトコントローラーを採用し、DJI Assistant 2 アプリケーションを使って細かく挙動を変更できるようになっています。

 不慣れなうちは初期設定で操縦し、慣れてきたら自分好みに設定を変更することで、機体はより自分にフィットします。

 もちろん、設定変更をした場合でも付属のフライトシミュレーターで動作確認ができますので、墜落のリスクなく機体の動作確認を行うことができます。

❑ 農薬散布用の自律飛行モードに対応

 農薬散布を自動化する自律飛行モードを搭載。

 二ヵ所の折り返し地点を設定することで、スイッチ一つで自律飛行を開始できます。

 薬液切れなどにより途中で自律飛行を中断した場合でも、フライトコントローラーが中断地点を記録。再度自律飛行のスイッチを入れるだけで中断した場所から再スタートが可能です。

 初期設定の散布停止区間(横移動の距離)は、ドリフトによる作物の葉の裏面や根本への散布を考慮した実用高度1.5m・散布幅3mを想定し、3mに設定されています。

 ※設定はユーザー側で変更可能です。

❑ 散布自動モードで初心者でも快適に精密散布

 自律飛行モードの他に、散布自動モードを搭載。

 機体の旋回(ラダー)を固定し、前進時または後退時にのみポンプが自動で作動します。

 散布スイッチを入れることなく前後移動するだけで散布できるため、様々なスイッチを同時に扱うなどの操作が不要になります。更に機体の旋回が固定されているので、無駄なブレもありません。

 またT14SG送信機を利用すればワンキーで一定距離を左右移動できるため、均一な散布が可能。

 初心者にとって最も使いやすい機能と言えるでしょう。

❑ スイッチ一つで機体が戻ってくる自動帰還(RTH)モード

 スイッチを入れるだけで離陸地点まで自動的に機体が帰還・着陸する自動帰還モードを搭載。誤差一メートル前後で離陸ポイントに帰還・着陸します。また帰還モード作動中もスティック操作が可能なので、機体の向き・着陸位置などを細かく修正できます。

 送信機の電波が途切れた場合も3秒後に帰還モードが自動的に作動。機体の安全を確保します。

❑ 圧倒的な低価格

 Butterfly 5 は小規模農家の方々でも手に入れられるよう、価格を徹底的に抑えています。

 フライトに必要となる機体・パーツ類をセットにして販売しているため、購入においても混乱することはありません。

 一度に長時間の散布を予定されている方は、バッテリーを必要な本数だけ追加購入するだけで済みます。

❑ 充実のサポート体制&修理保証

 わからないことがあれば、公式Twitterアカウントまたはお問い合わせフォームにて相談に応じます。

 機体購入時には万一の墜落による機体の損害や第三者への賠償金を補償する「機体保険」「賠償保険」のご案内を同封。

 また、各代理店では機体販売だけでなくメンテナンス、万一の場合の修理補償など充実したサポートをご用意。問題発生時には素早く対応いたします。

❑ Butterfly 5 スペック表


・機体諸元

 機体材質: カーボン・強化アルミ

 寸法(プロペラ含まず):W700mm x D730mm x H500mm

 対角モーターベース:920mm

 散布棒幅:1200mm

 搭載FC:DJI N3-AG

 モーターサイズ:70mm x 35mm

 プロペラ:22inch カーボンプロペラ

 ESC:冷却機能付きESC(60A)

 LED:高輝度LED 前・青 後・赤

 バッテリー:12000mAh, 16000mAh, 22000mAh Li-Poバッテリー


・飛行パラメーター

 総重量(バッテリー含む):6.8kg

 最大離陸重量:15kg

 最大搭載可能重量:5kg

 最大飛行時間(散布時):10分(12000mAh)

 最大飛行時間(空荷時):15分(12000mAh)

 飛行可能風速:5m/s以下

 最大飛行速度:20km/h

 最大到達高度:30m(初期設定)

 最大飛行距離:1000m(初期設定)

 電波到達距離:1000m超

 使用可能温度:-10~40℃


・散布装置

 タンク容量:5L

 タンク形状:円錐形・薬液残量警報なし

 タンク材質:ポリエチレン

 最大散布量:1L/分

 ノズル:ボタ落ち防止ノズル2個

 散布ポンプ:小型ブラシレスポンプ

 1回散布面積:1~6反(使用薬剤により変動)


・送信機(プロポ)

 送信機機種:FUTABA T10J 又は T14SG

 動作周波数:2.4Ghz

 テレメトリー:バッテリー残量警告機能付き(音と振動でお知らせ)

 タイマー:送信機使用時間計測機能付き

 受信機:R3008SB 又は R7008SB